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夏のオブジェ2017

かなりFlowerのブログを書くのが久しぶりになってしまいました。

文章を書くのは、とても好きなのですが・・・。

書いてない間のことは、また追々記事にして参りたいと思います。

今回は、夏のオブジェについてです。

今年の夏は、かなり!!暑い夏になるようですね。

みなさん、熱中症などにはくれぐれも気を付けましょう!!


今年のITSUKIの店内オブジェ。

一年を通してのテーマは、「本」です。

何を隠そう、私はかなりの本好きでして。

せっかくなので、季節に合った本をイメージして店内のオブジェを制作する事になりました。

・・・春はもう終わってしまったので、また次の機会に紹介させて頂きます・・・。

夏は、恩田陸さんの『蛇行する川のほとり』です。

少女たち(と、少年も少し)が、夏の間に集まって、演劇に使う背景を描き上げるというところから、お話は始まります。

過去と現在が交錯し、隠していた秘密、それを暴こうとする者、何も知らないまま巻き込まれていく少女。

不穏な秘密を底に秘めて、真夏の数日間の合宿が始まります。



あの時期にしか、持ちえない輝き。

少女であるということ。

儚さ。

全てを包み込んで、夏の時間は過ぎていく。

そこは、周囲からは隔絶された空間。

果たして、守られているのか、孤立しているのか。



川は、全てを知りながら今日も流れている。



その夏が終わる頃、少女であった時代も終わるのだろう。

終わるから、全ての事はこんなにも美しく、輝いている。

秘密が彼女たちを、結び付け、特別なものにした。

この話は、不穏で残酷で、それでいてとても美しいお話です。

恩田さんの文章は素晴らしいです。

是非、お時間があれば読んでいただきたい1冊です。


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